2021-01-08
日本医師会 地域医療課薬務対策室 |
(2020年6月30日)
インターネットや業界誌等で確認した内容を抜粋し整理したものです。最新の情報はそれぞれご確認ください。
現在世界中で蔓延している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV-2による疾患である。2019年12月に中国武漢の症例が報告されて以降、流行は拡大を続け、検査体制や有効な治療薬の開発が強く望まれていた。日本においてもCOVID-19治療薬への期待が高まる中、インターネットや業界誌などの様々な媒体で、多くの情報が提供されるようになった。SARS-CoV-2罹患に関する検査として、遺伝子検査や免疫学的検査が開発されているが、厚生労働省による承認審議を必要としない届出のみの医療用検査機器や、薬事審査を受けない研究用の検査試薬も開発されている。また、SARS-CoV-2の検出感度および特異度を国立感染症研究所が第三者的に評価した検査試薬については、研究用のものであっても保険診療において利用することが厚生労働省保険局により認められている。本資料は、厚生労働省等に確認した情報や、製造販売メーカーがインターネット上で提供している製品情報等についてもできる限り確認し、会内資料として整理したものである。なお、本業務は、新しい情報を入手した際に詳細を確認するというもので、特段の検索語の設定や抽出条件を定めているものではなく、世界中の情報を網羅するものではない。